アルツハイマー

アルツハイマー患者への点鼻投与

アルツハイマー病の患者に対して、SHED-Tの培養上清を経鼻投与して、治療効果を検討した。
患者の平均年齢は79.5±3歳、女性3名であった。 SHED-Tの培養上清を、点鼻によって、1日1回、計28回投与した。投与の効果は、下記の表8及び表9に示すミニメンタルステート検査及び長谷川式検査で行った。

図18(A)に示すように、非投与群の場合、MMS及び長谷川式のいずれで評価した場合でも、大きな改善は認められなかった。
これに対し、SHED-Tの培養上清投与群では、3ヶ月目からインデックス値が上昇し始め、7カ月目以降は、MMS及び長谷川式のいずれで評価した場合でも、上昇幅が大きくなり、アルツハイマー病の症状の改善が認められた。

投与群患者のうち、78歳のアルツハイマー病の患者が、特に顕著な改善を示した。
この患者は、平成22年5月11日に、脳梗塞を発症し、高度の健忘症が出現した(Cornell Medical Index: CMI=27)。
このため、平成22年12月20日に介護施設に入所した。

平成23年2月9日より、SHED-Tの培養上清を点鼻によって、1日1回、計28回投与し、投与の効果を、下記の表8及び表9に示すミニメンタルステート検査及び長谷川式検査で行ったところ、高次脳機能の大幅な改善が認められた。
自炊及び自立歩行ができるまでに回復したため、この患者は、平成23年4月16日に退院し、帰宅した。

詳細は特許庁ページでご確認ください。