癌治療用医薬製剤

本発明は、癌治療用医薬組成物及びその組成物を有効成分とする癌治療用医薬製剤に関する。より詳細には、哺乳類の歯髄幹細胞の培養上清を用いた癌治療用医薬組成物及びその組成物を有効成分とする癌治療用医薬製剤に関する。

体内の微小環境における低酸素応答は発生時の器官形成、幹細胞増殖などに働くこと、及び、低酸素応答の働きは癌や虚血性疾患などの病気にも関与していることが知られている。
また、低酸素環境は、多数の遺伝子発現を調整し、細胞の増殖、分化、アポトーシスなどの細胞応答などを制御する。

一方で、癌の治療のために、種々の抗癌剤が開発されてきた。こうした抗癌剤としては、例えば、DNA合成阻害剤であるシタラビン、フルオロウラシル、メルカプトプリン、チオグアニン、ビンカアルカロイドであるビンブラスチンやビンクリスチン、プロカルバジン、アルキル化剤であるムスチン、シクロホスファミド、シスプラチン、抗生物質であるアクチノマイシンD、ドキソルビシン、マイトマイシン、ミトラマイシン、ブレオマイシン、ステロイドホルモンである糖質コルチコイド、エストロゲン、抗エストロゲン、アンドロゲン等を挙げることができる。

シタラビンはDNAポリメラーゼを阻害し、フルオロウラシルはチミジル酸合成酵素を阻害し、ピリミジン合成を …

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